子育てに悩んでいるご両親に知ってほしいこと

氣づき堂

原紙反射ってご存じですか?

原紙反射とは、人が成長していく過程で見られる「本能的な動き」で、
胎児から新生児、乳児期(9ヶ月くらい)によく見られるものです。
胎児や新生児の頃は脳がまだ未発達で、自分の意志で身体を動かすことはありません。
その代わりにこの原始反射を使った本能によって、身体を動かしながら自然に
成長発達する力を人間は生まれながらにしてもっているのです。
例えば、赤ちゃんの
・手のひらに物を近づけると自然と握る
・口元におっぱいを近づけると吸い付く
これらの反射的な行動を通して、赤ちゃんは自分の感覚を育てているのです。
いろいろな反射行動により触覚、視覚、聴覚などの感覚を統合していき、
脳がまとまり、精神が穏やかに発達するようになります。

なぜ原始反射が重要なのか?

原始反射は、生まれてから少なくとも1年くらいまでの間に統合され、
自然と消えていきます。
ただ赤ちゃんの状態や環境の影響、妊娠中のお母さんのストレスなどにより
統合がうまく進まない場合があります。
そうすると幼児~少年期にかけて
・姿勢よく座り続けることができない
・注意力散漫
・緊張しやすい、過度な怖がり
・読み書きの困難
・運動や球技、ダンスなどが難しい
・感覚過敏または感覚が鈍い   
などといったことが起こることがあります。
また二次的な障害として、コミニュケーション問題、自己肯定感の低さ、感情の起伏が
激しいなどが無意識に出現し、周囲からは理解されにくいので、心身ともにストレスを
感じやすくなったりします。
原始反射とは、そういった人生の生きやすさ・生きづらさに関わる重要な反射行動
なのです。

原始反射が統合されない原因とは

まず一番は、赤ちゃんの運動量の不足または
適切な運動ができていない、などがあります。
このようなことに思い当たることはないでしょうか。
・良かれと思って柔らかいベビーベッドに寝かせる(寝返りしない)
・現代の抱っこ紐で長時間抱っこまたはおんぶ(しがみつく力に影響)
・うつぶせをさせない(頭、背中、体幹、四肢の繋がりの土台が形成されない)
・ハイハイの期間なくつかまり立ち→歩く(脊柱の動きの未発達、側弯、骨盤の歪み等)
・静かな環境での子育て(刺激不足)
また上記のようなことに気を付けていたとしても、
・妊娠中のストレス ・出産時のストレス ・帝王切開 ・乳児期のストレス
・薬物の影響  ・栄養不足  ・電磁波  etc
なども統合に影響を与える要因となったりします。

発達障害の引き金になることも

原始反射と呼ばれる反応は現在のところ13種類ほどあります。
全ての反射が統合されて消失している、というのは稀で、
何かしらの反応はどなたにも残っているものです。
ただその程度が、生きづらさに繋がっているかどうか、なのです。

原始反射がうまく統合されていないと学習機能、運動機能、思考パターン
などの発達を妨げることがあります。
近年発達障害の子供が増えているのは、この外的な要因の影響を受けている
可能性も大きいのです。

原始反射の統合に向けて調整します

氣づき堂では、クライアント様が悩まれていることに
関して、まずは原始反射の影響があるのかを見ていきます。
検査で未統合の反射を特定できたら、その原因となっている
部分(潜在意識領域)を調整していきます。
さらに、統合を促すセルフワークなどもお伝えします。

特に発達障害(ADHD)などで悩まれている親御さんなどは、
自分たちの子育てが悪かったのではないか、とご自身を責めて
いらっしゃる方も多いです。
そういう方にこそ、こういう背景があるかもしれないよということを
ぜひ知っていただきたいと思っています。
また大人になってそうかもしれないと悩んでいらっしゃる方でも、
心当たりのある方は、一度ご相談いただければと思います。

一言

まずは原始反射の影響があることに氣づいて、コントロールできれば人生は変わる!